統合失調症でも生きてる

イノセンスの咲く丘で

神秘体験

17歳の少年の頃、発狂して精神科病棟に入院しているとき。
記憶がなかった、最初の2,3週間。
それでもちゃんと起きて活動していた。
実姉がお見舞いに来て、一緒に卓球をしているときに意識が戻った。
ひどく不思議だった。
看護実習生が皆「ねえ○○君、私のこと覚えてる?」と聴いてくるが。
「あんたなんか知らないよ」と言う自分、がっかりする看護実習生。
聴くところによると、記憶がなかった時の自分は、大変元気がよく積極的で、いつも笑顔だったという。
その頃の自分はメガネっ子でおかっぱ頭のかわいらしい少年だった。
あんまりかわいいんで看護学校で噂になっていたと言う。
日曜日に知らない看護実習生の女の子ひとりが自分のベッドまで来て。
「今日学校休みだけど遊びに来ちゃった」と言う。
自分は病気が苦しくて相手が出来ないので、布団をかぶって寝ていたら椅子に座り漫画を読んでいた、一時間くらいしたら居なくなっていた。
毎日病気が苦しくて暗い顔をしていたら。
担当だった実習生の女の子が別れ際に「○○君は笑顔が一番似合うよ」と言っていた。
ああ、意識がない時の自分は明るい元気な男の子だったんだな。
不思議なことは、その意識がない時の自分は誰か?ということ。
どうやら中身はその当時の年齢の自分ではないようだ。
とすると、遥か未来の自分が自分を助けにやって来たのかもしれない。
もしかすると死んだ後なのかも・・・幽霊は時間を旅することが出来ると言うし。
ヘルパーさんが「オルガンを弾いてみて」と言うが「弾けない」と言う自分。
「あんた弾けたじゃない」と言うヘルパーさん。
思い出すと確かにオルガンを弾いていた記憶がある。その自分を横の空間から見ている本当の自分が居る。
自分の人生には、こんな不思議な出来事がいくつもある。
スピリチュアルな人生、険しい道だが・・・
過酷な人生はいつまでも退屈なんてしない。
人から見ればバカみたいな人生でも、自分から見れば全力を懸けるだけの価値がある。
ああそうだ、最初保護室にいたとき、悪霊が居た。その数時間だけは意識が戻っていた。
昼間で日が差し込んで部屋の中は明るいのに、悪霊が居る所だけ漆黒の闇になっている。
保護室は外から鍵をかけて出られないようになっているので。
叫ぶことも出来ず逃げることも出来ず、黙って怯えていた。
出来ることと言えば、気が付かないフリをするだけ。
「お前今素直に寝ようとしただろう」と言う悪霊。恐怖に戦慄していた。
普通、保護室の住人が変わる際、壁の落書きを消すためにペンキ屋を入れるそうだが。
その時の保護室は、部屋中の壁に黒色マジックで恨みつらみの呪いの文言が書きなぐられていた。
空いているベッドが無いから急きょ自分を入れたそうだ。
汚い便所の壁に呪いのワラ人形の絵が描かれていた、その絵に悪霊が憑いていたみたいだ。
解ったことは、あまりに強い怨念を抱くと、悪霊を呼び寄せてしまうこと。