統合失調症でも生きてる

イノセンスの咲く丘で

20XX年、イケメンは絶滅した!

20XX年、世界からイケメンが居なくなった。




イケメンと呼ばれる男がみな死に絶えたのだ。神の気まぐれだろうか?




かつては見た目がイケている男は、世間からもてはやされ、女の黄色い歓声を浴び、イケメンは無敵とさえささやかれるほどだった。




イケメンが女を喰い、世の中を動かしていた。




これに不満を募らせていたブサイクメン達が、肩身が狭い思いで募らせていた。




「加藤さん(仮名)、私を好きにしてください」




「田中さん(仮名)、好きです!」




世の女たちは、見た目が美しい男にうつつを抜かして身悶えていた。




とにかく、この世からイケメンが居なくなってから、女たちは想像のイケメンに青春を燃やす事に精進した。




キモいブサイクメンと付き合っても、心は今は亡きイケメンに捧げていたり。




死んでもブサイクだけは嫌だと意地を張る女も現れた。




だが次第に、人は見た目じゃない、こころだと諭す風潮が浸透し。




ブサイクメンの顔に、イケメンのお面を被せてセックスする女も登場した。




イケメン教なる新興宗教も登場し、イケメンは伝説となり神格化された。




それでもこの世に生きているのはブサイクメンだから、女よブサイクを愛せよというブサイク信教が浸透していった。




世の美しい女たちは、ブサイクと人生を共にすることに甘んじた。




ああブサイクよ、野蛮人たれ!!